ぽっこりお腹の「子豚イカ」は体内に”アンモニアを貯めて”深海を漂っていた

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撮影場所はハワイの南の深海/Credit:nautilus live . youtube

ぽっこりお腹、細い脚、引き締まったウエスト、魅惑的な小顔……

太平洋の水深1400メートルで見つかったのは「子豚イカ(Pglet Squid)」と呼ばれる10cmほどの小さなイカです。

画像でもわかるように、子豚イカは通常のスルメイカとはかなり異なる体をしています。

エンペラと言われる先端部分が極めて小さく、それでいて胴回りは巨大でぷっくりと膨らんでいるのです。

そんなかわいいお腹の中には、いったい何が入っているのでしょうか?

ぽっこりお腹の中にはアンモニアが入っている

胴体部分には全ての内臓と一緒にアンモニア入りの袋が入っている/Credit:nautilus live . youtube

ふわふわと漂いながら生活している子豚イカのお腹には内臓の他に「アンモニア」が入った袋があります。

アンモニアは水より軽いため、体内に抱えることで浮力を調節できるのです。

子豚イカの生活場所は深海

子豚イカの発見は1907年と言われている/Credit:nautilus live . youtube

子豚イカは若い時は海面近くに住んでいますが、成長すると水深200~1400mにかけての深海で過ごすようになります。

この深さはトワイライトゾーンと呼ばれており、太陽の光は僅かしか届きません。

子豚イカの主食は小魚やエビ

Credit:nautilus live . youtube

可愛らしい見た目に反して、子豚イカは肉食です。

興味本位で不用意に近づいてきた小魚や小エビを脚でつかまえて捕食します。

Credit:nautilus live . youtube

子豚イカも他のイカと同じように、陸上に住む動物とは根本的に異なる体のつくりをしています。

全ての内臓は胴体部分に収められ、脚は突き出た顔から直接はえています。

意外と動きは素早い!?

しばらく不動のままであったが無人潜水艇が近づくと素早く逃げていった/Credit:nautilus live . youtube

子豚イカはクリオネのようにいつまでも漂っているかとおもいきや、意外に素早い動きもみせます。

その素早さの秘密はお腹にありました。

お腹に蓄えた海水を、顔の下にある「漏斗」と呼ばれる部分からジェットポンプのように一気に排出することで素早く動くことができるのです。

深海魚といえば見た目が怪物のようにグロテスクなものが多いイメージですが、こんなにカワイイ生き物もいるんですね。

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reference: boredpanda / written by katsu
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