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左からヘビ、ネコ、鳥のミイラ/Credit: Swansea University
history archeology

2000年前の「ネコ・鳥・ヘビのミイラ」の分析により、”動物ミイラの作り方”が明かされる

2020.08.22 Saturday

動物のミイラは、古代エジプトの慣習を知る貴重な資料となりますが、ミイラを傷つけずに調査するのはとても困難です。

そのために用いられるX線のCTスキャンは2次元が主流であり、立体的な形状が調べられません。医療用は3次元ですが、解像度の点で劣ります。

そこで英・スウォンジー大学は、医療用CTスキャンの100倍の解像度を誇るマイクロCTスキャンを使ってこの問題を解決しました。

今回、調査対象となったのは、ネコ・鳥・ヘビのミイラで、いずれも2000年以上前に作られたものです。

マイクロCTのおかげで、動物たちの死因や飼育環境などが明らかにされています。

「ネコ」は首を折られていた⁈

CTスキャンの結果、ネコのミイラは野生ではなく、飼育されていた個体であるようです。

死んだときは、まだ生後5ヶ月未満で、小さなアゴの中に生える前の歯が見られました。また、首の骨が折れており、初めからミイラ化するために飼育された動物によく見られる特徴とのこと。

ただ、ミイラ化するために首の骨を折ったのか、処理の中で姿勢を整える際に折れたものなのかは分かっていません。

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