「ネコ」は首を折られていた⁈
CTスキャンの結果、ネコのミイラは野生ではなく、飼育されていた個体であるようです。
死んだときは、まだ生後5ヶ月未満で、小さなアゴの中に生える前の歯が見られました。また、首の骨が折れており、初めからミイラ化するために飼育された動物によく見られる特徴とのこと。
ただ、ミイラ化するために首の骨を折ったのか、処理の中で姿勢を整える際に折れたものなのかは分かっていません。
動物のミイラは、古代エジプトの慣習を知る貴重な資料となりますが、ミイラを傷つけずに調査するのはとても困難です。
そのために用いられるX線のCTスキャンは2次元が主流であり、立体的な形状が調べられません。医療用は3次元ですが、解像度の点で劣ります。
そこで英・スウォンジー大学は、医療用CTスキャンの100倍の解像度を誇るマイクロCTスキャンを使ってこの問題を解決しました。
今回、調査対象となったのは、ネコ・鳥・ヘビのミイラで、いずれも2000年以上前に作られたものです。
マイクロCTのおかげで、動物たちの死因や飼育環境などが明らかにされています。
目次
CTスキャンの結果、ネコのミイラは野生ではなく、飼育されていた個体であるようです。
死んだときは、まだ生後5ヶ月未満で、小さなアゴの中に生える前の歯が見られました。また、首の骨が折れており、初めからミイラ化するために飼育された動物によく見られる特徴とのこと。
ただ、ミイラ化するために首の骨を折ったのか、処理の中で姿勢を整える際に折れたものなのかは分かっていません。
ペストのマスクが不気味な「カラス型」になったのはなぜなのか? 発明した人物は?
世にも珍しい「クリスタル石器」、聖なる力を宿す「魔法の剣」として作られた可能性も(スペイン)
「人間コンピュータ」「街中で叫ぶ仕事」今は絶滅してしまった9つの職業
数学的に美しいのは「12進法」なのに私たちが「10進法」を使っている理由
人類が経験した最も奇怪な疫病「踊りのペスト」とは
「空が青い理由」説明できますか?
地球の「石油」はどうやって作られた? 中東に油田がたくさんあるワケ
急なお腹の痛み「過敏性腸症候群」の原因がついに判明!ストレスや不摂生ではなく免疫のせいだった
脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功
いまだ解明できない深海の12の謎