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10代の若者が「1100年前の金貨」を大量発見!豪邸が買えるほどの価値(イスラエル) (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.08.26 Wednesday

前ページ豪邸が買えるほどの価値

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敵国である東ローマ帝国のコインも混じっていた

また、発見された金貨の中には、東ローマ帝国で使われたソリドゥス金貨も含まれていました。

古代金貨の専門家であるロバート・クール氏は「この金貨はコンスタンティノープルで鋳造された、第2代皇帝テオフィロス(829〜842年)時代のもの」といいます。

当時、東ローマ帝国とアッバース朝は敵対関係にあり、現在のシリアやトルコあたりでよく戦闘が起こっていました。今回の発見で、両国間に何らかの友好関係があった可能性も浮上しています。

一方で、単にアッバース朝が東ローマ帝国の領土を襲撃した際に略奪したものかもしれません。

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しかし、一番の謎は「誰が金貨を埋め、なぜ取りに戻らなかったのか」ということです。

金貨は土器のような箱に入っており、場所が動かないよう釘のようなもので固定されていました。その点からも、あとで取り出す意思があったと見られます。

取りに戻る前に亡くなってしまったのか、初めから取り出すつもりはなかったのか、あるいは埋めた場所をド忘れしてしまったのか…。

その理由はすでに藪の中ですが、何か興味深いバックストーリーが隠されていそうですね。

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3000年前のユダヤ教唯一神「ヤハウェの像」を発見か!? 偶像崇拝が禁止されていたのになぜ…?(イスラエル)

reference: bbcancient-origins / written by くらのすけ

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