アフリカの孤島で「ドラゴンみたいな猛毒ヘビ」を新発見!学名は”研究者が好きなヘヴィメタバンド”に由来

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新種の「アセリス・ヘットフィールディ」/Credit: University of Lisbon

 

reference: trendswide

西アフリカ沿岸から約30キロの沖合に浮かぶビオコ島にて、毒ヘビである「ブッシュバイパー(Atheris)」の新種が発見されました。

学名は、ヘヴィメタル・バンド「メタリカ」のギタリスト、ジェイムズ・ヘットフィールドにちなみ、「アセリス・ヘットフィールディ(Atheris hetfieldi)」と命名されています。

研究主任のルイス・セリアコ氏(ポルトガル・リスボン大学)いわく、「トゲトゲしい鱗とドラゴンのような見た目がメタリカを思い起こさせた」とか。

ビオコ島で新種のヘビが見つかったのは100年以上ぶりで、島の固有種として認定されたのは本種が初めてとのことです。

三角形の頭を持つ猛

Credit: University of Lisbon

アセリス・ヘットフィールディは、全長50センチに達し、全身がトゲの浮き出た鱗に覆われています。頭部が三角形のおむすび型になっているのも大きな特徴です。

1900年代に目撃の報告例があったそうですが、形態・分類学的に特定されたことはありませんでした。

Credit: University of Lisbon

セリアコ氏は「他のブッシュバイパーとは見た目の特徴がかなり異なり、今後も研究の余地がある」と話します。

ブッシュバイパーは猛の持ち主であり、噛まれると非常に危険です。ひと噛みされただけで激しい痛みと腫れを引き起こし、アフリカでは死亡例も数件ほど確認されています。

また、ブッシュバイパーに特化した解剤もいまだ開発されていません。

「メタリカ」は新種の名前にうってつけ?

ジェイムズ・ヘットフィールドの名を冠した理由について、セリアコ氏は「私と研究チームのマリアナ・マルケスは、幼少時からメタリカを愛聴していました。これまでの人生や研究生活に与えてくれた影響に感謝の意を込めて、彼の名を選んだのです」と話します。

また「熱帯林のど真ん中の火山下で暮らすというイメージは、ヘヴィメタルと非常に親和性が高いと感じました」とも述べています。

ジェイムズ・ヘットフィールドは、ローリング・ストーン誌の「歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にも選出された名ギタリストです。

ジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)/Credit: Tommy Holl ,wiki

ちなみに、メタリカから新種の名前がつけられたのは今回が初めてではありません。

今年2月には、水深5000メートル付近で見つかった新種の海底生物が「マクロスティリス・メタリコラ」と命名されました。

こちらは、メタリカのアルバム・ジャケット風に描かれたマクロスティリス・メタリコラのイメージ画です。

Credit: dailymail

メタリカは意外にも生物学者に愛されるバンドなのかもしれませんね。

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