新時代来た。RAMとROMの両方の性質をもつ万能メモリが開発

technology 2018/04/13
Credit: Visual hunt

これからのスマホやパソコンは、より高速でバッテリーが長持ちになるかもしれません。

中国の復旦大学は、科学誌Natureにおいて「RAMとROMの両方の性質を持つメモリの開発に成功した」と発表しました。海外サイト“Future”では、これまでのメモリを刷新するメモリだと伝えています。

A semi-floating gate memory based on van der Waals heterostructures for quasi-non-volatile applications
https://www.nature.com/articles/s41565-018-0102-6#Ack1

スマホやパソコンの内部には、メモリが2種類あります。作業を行うために短期的にデータを記録するメモリRAM(Random Access Memory)と、データを長期記憶するメモリROM(Read Only Memory)です。RAMの特徴は、データの呼び出しが高速ですが、記憶できる時間と量が少ないです。ROMは対照的に、データの呼び出しが遅いですが、記憶できる時間と量が大きいです。

Credit: Pixabay

一般的に多くの情報機器で用いられているのは、RAMの中でもDRAMと呼ばれるメモリタイプ。このタイプのメモリは、コンデンサに電荷を蓄積するか否かでビット情報を操作します。しかし、コンデンサに電荷が蓄えられていても自然に放電してしまうので、リフレッシュと呼ばれる再度データの書き込みを周期的に行う必要があるのです。

今回の研究で開発されたメモリは、DRAMのリフレッシュ時間の間隔を通常の156倍も長くすることに成功しました。また、データの書き込みにかかる時間もナノ秒単位で行うことができます。これは、通常のメモリの約100万倍もの速さです。

この技術によって、リフレッシュするための電力消費を抑えることができます。また一定期間だけデータを保持できる特徴から、新たなセキュリティに用いたりできると研究者たちは述べています。

 

via:Futurism, Nature/ translated & text by ヨッシー

 

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