「メガロドン」のサイズ測定が難しい理由
現生するサメの中で最も大きいのは、映画『ジョーズ』でおなじみのホオジロザメで、最大全長6メートル、噛み付く力は2トンを超えます。
これに対し、メガロドンの全長は最低でもホオジロザメの2倍、噛み付く力は10トン以上と考えられてきました。

しかし、メガロドンの大きさが研究者によってまちまちなのは、測定の難しさにあります。
サメは骨格が軟骨からなる「軟骨魚類」のため、基本的に骨が化石として残りません。唯一見つかる部位は「歯」のみです。
つまり、メガロドンのサイズは、歯の大きさから推定するしかなく、そのため数値もバラバラになっていました。