ついにサイズが判明!ジョーズもビビる「全長16m」
そこで研究チームは、現生する近縁ザメ5種との比較および複数の数学的アプローチをもとに、メガロドンの正確なサイズに迫りました。
ホオジロザメ以外のサメと比較されるのは今回が初めてで、対照群にはアオザメやネズミザメが含まれています。
また、同チームのジャック・クーパー氏によると、「メガロドンの正確なサイズを割り出すには、サメが成長するにあたって体型を変えないことが重要」といいます。
人のように乳児と大人で体格が大きく変わってしまうと、正しいサイズ測定ができません。
幸いにも、サメは子供と大人で体型が変わらないので、現生ザメとメガロドンとのサイズ比較に支障はありませんでした。
そして、現生ザメ5種の成長曲線を算出してメガロドンに当てはめた結果、全長は驚異の16メートルに達することが判明しました。
また、頭部サイズは4.65メートル、胸ビレは3メートル、背ビレの高さは1.62メートル、尾の全幅は3.85メートルでした。
体格の大きなバスケットボール選手でも、メガロドンの胸ビレひとつですっぽり隠れてしまいます。
クーパー氏は「メガロドンは、私が6歳のときに古生物学者を志すきっかけとなった生物であり、今回のプロジェクトに参加できたことは非常に嬉しい」とした上で、「正確なサイズを知ることは、メガロドンの生態を理解するための一歩となるでしょう」と話しました。
しかし、これだけ大きければ、さずがのジョーズも尻尾を巻いて逃げ出すしかありませんね…。