見つかったのは北米に移住した「コロンビアマンモス」
ナバ氏の話では、去年11月、新空港建設のための土地調査の際に、人の手で掘られたマンモスの捕獲穴が見つかったことで、本格的な発掘作業が始まったそうです。
その結果、十数頭のコロンビアマンモスの骨が捕獲穴から一挙に出土しています。

コロンビアマンモスがアジアから北米に到達したのは約150万〜100万年前で、高さは4.3メートル、寿命は人とほぼ同じ70〜80年でした。
ヨーロッパに生息した体毛の厚いマンモスとは異なり、北米は温暖であったことから、コロンビアマンモスの体毛は薄かったようです。生息範囲は、北はカナダから南はニカラグア、ホンジュラスまで広がっていました。
絶滅時期は1万3000〜1万年前とされていて、人による過剰狩猟か気候変動が原因のようですが、現時点ではどちらとも言えません。