2600年前の文字を筆跡鑑定
筆跡というのは、無意識の癖のパターンからなります。
この筆跡の癖は人それぞれであり、2人の人がまったく同じ癖を持つことはないというルールに基づいているのが、筆跡鑑定です。
研究チームは、18の碑文について、最新の画像処理技術と機械学習、および専門家の筆跡鑑定から、文字の識別を行いました。その結果、最低でも12人の書き手の存在が特定されています。
2021.01.27 Wednesday
2020.09.12 Saturday
1960年代に、イスラエル南部のネゲヴ砂漠にあるテルアラド遺跡で、18個の「オストラコン(文字が刻まれた陶器の破片)」が見つかりました。
これらは、今から約2600年前、紀元前600年頃のユダ王国で書かれた碑文です。
今回、9月9日付けで『PLOS ONE』に掲載された研究によると、最先端の画像処理や筆跡鑑定から、18の碑文は少なくとも12人の人物によって書かれたことが判明しました。
これはユダ王国の識字率が予想以上に高く、読み書きの能力が、他の古代文明に見られるように、ごく少数の王室書記官に限定されていなかったことを示唆しています。
研究は、イスラエル・テルアビブ大学により報告されました。
目次
筆跡というのは、無意識の癖のパターンからなります。
この筆跡の癖は人それぞれであり、2人の人がまったく同じ癖を持つことはないというルールに基づいているのが、筆跡鑑定です。
研究チームは、18の碑文について、最新の画像処理技術と機械学習、および専門家の筆跡鑑定から、文字の識別を行いました。その結果、最低でも12人の書き手の存在が特定されています。
カテゴリー覧
人気記事ランキング
Amazonお買い得品ランキング
歴史・考古学のニュースhistory archeology news
もっと見る古代ヨーロッパの生贄の儀式が「イタリアマフィアの処刑の手口」とそっくりだった
実は日本でも蔓延していた!日本のマラリアはどうやって撲滅されたのか
わずか30年で人口が4分の1に!中国三国時代の人口激減について
写真に残された「タイタニック号を沈没させた氷山」
まるでオカルト!支離滅裂な生物学「ルイセンコ学説」はなぜソ連で信じられたのか?
役立つ科学情報
注目の科学ニュースpick up !!
蛾は以前のように「光に引き寄せられないよう進化している」【ハーバード大学】
隣で少し一緒に歩くだけで会話がなくても好感度が高くなる
学名が「L・ヴォルデモート」!新種アリに”名前を言ってはいけないあの人”の名が付けられる!