画像
Credit: plos
history archeology

2600年前の碑文に12名の筆跡を確認!ユダ王国は非常に「識字率」が高かった可能性あり (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.09.12 Saturday

前ページ2600年前の文字を筆跡鑑定

<

1

2

3

>

内容は「食料の輸送」から「兵士の移動」まで

オストラコンに記された内容には、「パンやワイン、油、小麦粉を送ってほしい」という日常的な雑事から、近隣の要塞とのやり取りユダヤ高官からテルアラド要塞への命令などが見つかっています。

テルアラド遺跡は、かつてユダ王国の南の国境に位置した軍事基地であり、常時20〜30名の兵士が駐在していました。

碑文には、「キッティイム(Kittiyim)」と呼ばれる部隊の名前が頻出し、食料供給や兵士の移動は彼らに向けての内容と思われます。

また、筆跡鑑定のおかげで、少なくとも4人の異なるユダヤ高官が識別されており、それぞれ交代で任に就いていたのかもしれません。

画像
Credit: Tel Aviv University

次ページユダ王国の識字率はかなり高かった?

<

1

2

3

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

歴史・考古学のニュースhistory archeology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!