温暖化でミイラが次々と見つかり始めている?
現在、シベリアで絶滅した生物の遺骸が見つかることは珍しくありません。温暖化の影響で永久凍土が溶けて、中に保存されていた動物たちが次々と出土しているのです。
最近では、ロシア北東部のサハ共和国でも、幼体のホッキョクグマのミイラが発見されました。研究チームは、この子グマのミイラも合わせて、ホラアナグマのDNAを比較分析したいと考えています。
他にも、シベリアの凍土からは、数万年前に死んだマンモスやオオカミ、ライオン、子馬のミイラが発見されており、気温が上昇し続ければ、より多くの遺骸が出土するでしょう。
またシベリアだけでなく、以前記事にしたようにイタリアのアルプス山脈の永久凍土からもヤギのミイラが発見されたばかりです。
生物学者にとっては吉報ですが、地球環境を考えると必ずしも喜ばしいことではないのかもしれません。