タコ、7本足
タコ、7本足 / Credit: Whidbey Camano Land Trust
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深海に棲む「7本足のタコ」を浜辺で発見!ある場所に”幻の8本目”を隠していた(アメリカ) (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.09.23 Wednesday

前ページ赤いクラゲのような「カンテンダコ」

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幻の8本目は目の下にある?

カンテンダコは、太平洋や大西洋の暖かい海に分布し、北方の寒い海域には見られません。

水深200〜400メートルの深海に生息するため、普段は人目につかず、発見されることも珍しく、生態のほとんどが謎に包まれています。

ただ、今回のピュージェット湾があるワシントン州は、カナダとの国境に位置しており、水温も低く、カンテンダコは生息していません。

これについて、NOAAの海洋生物学者であるエレイナ・ヨルゲンセン氏はアメリカに上陸したハリケーンによって、水面を漂流していたカンテンダコがピュージェット湾まで吹き飛ばされた可能性が高い」と指摘します。

タコ
タコ / Credit: Whidbey Camano Land Trust

問題の足の数ですが、一見すると胴体から生えている足は7本しか見えません。

しかし、実際は目の下にある袋の中にもう1本の足を隠しており、交尾のときにだけ取り出して生殖器として使っています。

また専門家によると、カンテンダコはタコの中でも最大種とされ、3メートルを超えるまで成長することもあるそうです。

発見された個体で、すでに1メートルほどあったそうですが、まだまだ成長途上だったのかもしれません。

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