相次ぐゾウの大量死、原因は一体?
ボツワナには、現在、世界最多となる約13万頭のゾウが生息しています。
大量死に見舞われたゾウは、オカバンゴ・デルタの北東エリアに分布するグループに属し、推定で1万8000頭に達すると言われていました。同地一帯に住む人口が1万6000人ほどなので、ゾウの方が多い計算になります。
ところが、半年ほど前から、ゾウが次々と死亡している状態で見つかり始めました。地元民は「ゾウが急にめまいを起こし、顔から地面に突っ伏して倒れる」こともあったといいます。
「密猟が原因では」という声もありましたが、ゾウに人の手による外傷は見られず、キバも無傷で残っていたことから否定されました。
密猟者は、象牙を高値で違法売買することで知られます。