落雷で死亡した2頭のキリンの頭蓋骨
落雷で死亡した2頭のキリンの頭蓋骨 / Credit: African Journal of Ecology
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smithsonianmag https://www.smithsonianmag.com/smart-news/are-giraffes-doomed-be-struck-lightning-because-their-height-180975905/, iflscience https://www.iflscience.com/plants-and-animals/giraffes-towering-height-may-act-as-a-fatal-lightning-rod/, livescience https://www.livescience.com/giraffes-struck-by-lightning.html

2021.01.27 Wednesday

2020.09.26 Saturday

”落雷が直撃したキリン”の遺体を発見!首の長さが原因で「避雷針」になった可能性も(南アフリカ)

今年3月、南アフリカのロックウッド自然保護区にて、落雷で死亡した2頭のキリンが発見されました。

その内の1頭は、直接頭に落雷を受けた痕跡が見られ、もう1頭は、近くにいたことで感電死したものと見られます。

9月8日付けで『African Journal of Ecology』に掲載された報告では、「キリンの背の高さが落雷に当たるリスクを高め、生きた避雷針(living lightning rod)に変えたのではないか」と述べられています。

果たして、キリンが避雷針になることはあり得るのでしょうか。

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落雷での死亡には4パターンある

専門家によると、落雷が動物を死亡させるパターンは主に4つあります。

1つ目は、動物に雷が直撃するパターンで、確率としては最も低いです。2つ目は、落雷が物体に当たってはね返り、近くの動物に直撃する「サイドフラッシュ」

3つ目は、雷が落ちて帯電した物体に触れることで起きる感電死、4つ目は、地上に落ちた雷が地面を流れて動物を感電させるというものです。

落雷がはね返える「サイドフラッシュ」
落雷がはね返える「サイドフラッシュ」 / Credit: springer

1〜3までは単体あるいは少数の動物のみ被害を受けますが、4つ目は集団死を引き起こす危険性があります。

かなり異例ですが、2016年には、密に身を寄せ合っていたトナカイの群れが、地面を通して感電し、323頭(7頭の子牛を含む)が死亡したそうです。

落雷による動物の死亡事故も、地面を通した感電死が最多となっています。

集団で感電死したシカ
集団で感電死したシカ / Credit: springer

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