落雷での死亡には4パターンある
専門家によると、落雷が動物を死亡させるパターンは主に4つあります。
1つ目は、動物に雷が直撃するパターンで、確率としては最も低いです。2つ目は、落雷が物体に当たってはね返り、近くの動物に直撃する「サイドフラッシュ」。
3つ目は、雷が落ちて帯電した物体に触れることで起きる感電死、4つ目は、地上に落ちた雷が地面を流れて動物を感電させるというものです。
1〜3までは単体あるいは少数の動物のみ被害を受けますが、4つ目は集団死を引き起こす危険性があります。
かなり異例ですが、2016年には、密に身を寄せ合っていたトナカイの群れが、地面を通して感電し、323頭(7頭の子牛を含む)が死亡したそうです。
落雷による動物の死亡事故も、地面を通した感電死が最多となっています。