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星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3【2020年10月】

2021.01.27 Wednesday

2020.09.30 Wednesday

朝晩は、めっきり涼しくなりましたね。長時間外にいても、過ごしやすいです。

気が付くと、夜空は夏から秋の星空にすっかり変わりました。

秋の星は、みなみのうお座の1等星である「フォーマルハウト」がぽつんとあるばかりで、暗い星が多いのですが、そのぶん明るい惑星たちをいっそうひき立ててくれています。

今月は、そんな惑星と月を中心とした、観測しやすい天文現象が目白押しですよ。

それでは、「星のソムリエ®が選ぶ、今月の星の見どころベスト3【2020年10月】」をご紹介します。

国立天文台( 1 https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/10-topics01.html , 2 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/ , 3 https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/10-topics04.html , 4 https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2020/10-topics02.html ), 星空年鑑2020, AstroArts( 1 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11523_ph201029 , 2 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11493_ph201003 , 3 http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11496_ph201014 )/ written by ofugutan https://nazology.net/archives/tag/ofugutan

Best3.1日(木)と 31日(土)に中秋の名月とブルームーンを見よう

秋と言えば、お月見ですね。

今年の10月は、十五夜からスタートして、ブルームーンでエンドという、「月に始まり、月に終わる月」。

まず、10月1日(木)の十五夜の話です。十五夜は満月になる年と満月にならない年がありますが、今年は満月ではありません。翌日の10月2日に満月を迎えます。

十五夜の月は、21時頃には南東の見えやすい高さに昇ってきています。その時刻だと、火星、土星、木星の三惑星との共演が見られることでしょう。

なお、十五夜については以前の記事、「お月見を最高に楽しめるマニュアル」をご覧いただくと、より観測を楽しめると思いますよ。

中秋の名月
中秋の名月 / Credit: 国立天文台

次に、10月末のブルームーンの話です。「青い月」って、ちょっとカッコイイ響きですよね。

近年、話題に上がることも増えましたが、一カ月の間に二度目に迎える満月のことを言います。

名前の通りに青く見えるわけではないのですが、数年に1回という頻度なので、珍しいんです。英語で「once in a blue moon」は、「極めて稀なこと」という表現として使われるくらいです。

次回は2023年の8月になりますから、やはり数年先の話になります。

国立天文台の「暦計算室」によると、ブルームーンになるのは、10月31日(土)23:49分(※東京都)。10月にギリギリ間に合ったという感じですね。

月の出と月入りの時間は、以下の表を参考にしてみてください。

10月31日の各地の月の出入り
10月31日の各地の月の出入り / Credit: ofugutan

3位にした理由

Good!:古来からのもっともメジャーな天文イベント。観察の機会が多く、肉眼で楽しめる

Bad!:特になし

次ページBest2.29日(木)十三夜の月と火星が接近。今月は月と惑星が次々に共演する

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