手洗い。
手洗い。 / Credit:depositphotos
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新型コロナウイルスはヒトの皮膚上で約9時間も生存する!”インフルエンザの5倍の長さ”

2021.01.27 Wednesday

2020.10.07 Wednesday

京都府立医科大学 https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2020/20201005.html

新型コロナウイルスの流行でウイルス対策として手洗いやうがいの重要性が再認識されるようになりました。

しかし実際皮膚やスマホなどの表面に付着したウイルスはどの程度生存するのでしょうか?

10月3日に科学雑誌『Clinical Infectious Diseases』に掲載された新しい研究では、京都府立医科大学の研究グループが新型コロナウイルスがインフルエンザウイルスと比べて、ヒトの皮膚上長期間生存することを明らかにしています

新型コロナウィルスの皮膚状での生存時間の解明は、接触感染のリスクがある具体的な期間や感染経路の特定に役立つと期待されています。

新型コロナウイルスの皮膚上の生存期間

コロナウィルス。
コロナウィルス。 / Credit:depositphotos

新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」の感染拡大については、皮膚を介した接触が大きな要因になっていると言われています。

このため、手洗いや手の消毒が重要と言われていますが、実際「SARS-CoV-2」が人の皮膚上でどの程度生存するかについては、わかっていませんでした。

これは危険性の高いウイルスをヒトの皮膚に塗布して研究するということが難しかったためです。そこで今回の研究では、法医解剖の献体から皮膚を採取して、ウイルスの安定性評価を行ったのです。

また、この実験では「SARS-CoV-2」と「インフルエンザA型ウィルス」で比較も行っています。

その結果「インフルエンザウィルス」は、1.8時間ほどで不活性化するのに対して、「SARS-CoV-2」は9時間近くも皮膚上で生存していたのです。

ちなみに、新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」と聞いてウィルスの名前は「COVID-19」じゃないの? と混乱する人がいるかもしれませんが、新型コロナウイルスの正式名は「SARS-CoV-2」です。

「COVID-19」はこのウイルスによって発症する感染症の病名を指します。病名とウイルス名が違うことには注意が必要ですね。

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