例年とは違う場所で被害が続出
サザン・フランネル・モスは、アメリカ南東部とメキシコに生息し、普段はニレやオーク、スズカケノキなどの樹木に隠れて暮らしています。
ところがバージニア州では最近、公園や住宅地での目撃情報が相次ぎ、例年では見られない場所での被害が多発しているのです。
特に、同州東部に被害が集中しており、救急搬送された人もいますが、まだ正確な繁殖位置の特定はできていません。

ケムシのサイズは、およそ3〜3.5センチと小さく、体は毛皮のコートに包まれて見えません。金髪のカツラと見間違えてしまうかもしれませんね。
またネコの毛のように、ふさふさした見た目から「プス・キャタピラー(ネコ毛虫)」とも呼ばれています。
成虫の蛾になれば毒もなくなり、まったく無害なのですが、ケムシの時期は最も危険です。それは体の弱いケムシにとっても同じことで、だからこそ全身を猛毒の毛皮で守っています。
