応急処置は”セロハンテープ”が有効
実際に被害にあったバージニアの州都・リッチモンド在住の女性(55)は、取材に対し「車の後部座席に手の伸ばした瞬間に、皮膚を焼けたナイフで刺されたような痛みが走った」と話します。
女性はその後、緊急治療室に運ばれ、病状が回復するまでに3日を要したそうです。
バージニア工科大学の昆虫学者エリック・デイ氏は「ケムシの個体数は一般に、自然下の天敵によってバランスが保たれますが、今年は様子が違う」と指摘します。
また「柔らかそうな見た目から子どもが誤って手を触れてしまう可能性が高いので保護者の監督が必要になる」と注意を促しているとのこと。
万が一、刺された場合は、すぐに患部を洗い、セロハンテープなどの粘着物を使って、皮膚に付着した毒針や毒素を除去するのが有効だそうです。
日本には生息していないので一安心ですが、ケムシの異常発生には気候変動などが関係しているのかもしれません。
サザン・フランネル・モスが動く様子を上の動画でみることができます。このケムシともソーシャルディスタンスを取ったほうが良さそうですね。