新種の半水棲ネズミを発見
新種の半水棲ネズミを発見 / Credit: Velizar Simeonovski, Field Museum
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ひげをソナーにして獲物をハント、「半水棲ネズミ」の新種を2種発見(コンゴ)

2021.01.27 Wednesday

2020.10.10 Saturday

phys https://phys.org/news/2020-10-species-aquatic-mice-cousins-world.html

世界有数の生物多様性を誇るアフリカには、水中生活に適したネズミがいます。

しかし、政情不安のせいで、立ち入り厳禁な生息域も多く、詳しく調査されたことはありませんでした。

そこで今回、米・シエナ大学とシカゴ・フィールド自然史博物館の研究グループは、アフリカ中部のコンゴ盆地でネズミの捕獲調査を開始。

その結果、半水棲ネズミの新種を2種特定することに成功しました。

ヒゲを「ソナー」にして獲物を探知

これまでに見つかっている半水棲ネズミは、「ナイロペガミス属(Nilopegamys)」「コロミス属(Colomys)」の2グループです。

ナイロペガミス属は、1927年に東アフリカのエチオピアの川で捕獲された1体のみ知られており、標本はフィールド自然史博物館に保管されています。

一方のコロミス属は、コンゴ盆地全域と西アフリカの熱帯雨林に生息し、ナイロペガミスより数は多く見つかっていますが、捕獲は困難をきわめるそうです。

コロミス属の捕獲に協力する現地のレンジャー
コロミス属の捕獲に協力する現地のレンジャー / Credit: Credit: Terry Demos, Field Museum

ナイロペガミスについては、すでに絶滅している可能性が高いため、研究チームは今回、現地レンジャーの協力のもと、コンゴ盆地でコロミス属の捕獲を行いました。

コロミス属は、鼻先のヒゲを浅瀬の水面に浸してソナー代わりにし、川の流れや水生昆虫の気配を感知します。狩りをする際、ヒゲから伝わる獲物の位置情報を処理するため、コロミス属の脳は比較的大きく発達しています。

ヒゲをソナーにするために浅瀬を歩いていることが多いのですが、上のように流れが急で深さのある川や沼地にも潜んでいるようです。

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