生態系の侵略者「ビルマニシキヘビ」
ビルマニシキヘビは東南アジアを原産としますが、現在では外来種として世界各地で見られます。
特に、エバーグレーズでは現地のヘビを制圧して侵略に成功しており、生態系を破壊し始めているのです。
本種はヘビの中でも最大種のひとつであり、大型の動物を絞め殺し、丸呑みする力があるため、エバーグレーズでは天敵がいません。
また、同地の湿った草原や沼地はヘビの繁殖に最適な環境であり、急速に数を増やして、人が近づくのも危険な場所になりつつあります。
そこでオースバーン氏やパヴリディス氏のようなプロのハンターによる駆除活動が必要なのです。
エバーグレーズからは、すでに5000匹以上のビルマニシキヘビが駆除されていますが、まだ3000匹以上は残っていると推定されています。
それでも。FWCのロドニー・バレット委員は、今回の捕獲について「エバーグレーズの生態系にとっては大きな勝利となった」と述べました。
ボスを叩けば、勢力も弱まるかもしれません。それとも、このサイズはほんの序の口に過ぎないのでしょうか…。