森で遊ぶ子供は免疫力が向上する
森で遊ぶ子供は免疫力が向上する / Credit:depositphotos
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子供の免疫力は”自然と遊ぶことで強くなる”という研究結果

2021.01.28 Thursday

2020.10.18 Sunday

theguardian https://www.theguardian.com/environment/2020/oct/14/greener-play-areas-boost-childrens-immune-systems-research-finds

「自然豊かな環境で子供たちを育てることは、子供たちの健康を促進する」という考えを持っている人は多いでしょう。

フィンランド・ヘルシンキ大学生物環境科学部の環境研究者アキ・シンコネン氏ら研究チームは、10月14日付けの科学誌『Science Advances』でこの考えを肯定する研究結果を発表しました。

彼女らの研究によると、子供の免疫力は森で遊ぶことで強くなるとのこと。

自己免疫疾患と対策

自己免疫疾患は増加している
自己免疫疾患は増加している / Credit:depositphotos

西欧諸国では、体が誤って自分自身を攻撃する自己免疫疾患の発生率が上昇しており、それらには喘息、湿疹、1型糖尿病、炎症性腸疾患、多発性硬化症などが含まれます。

この原因を説明する仮説の1つに、「衛生仮説」というものがあります。

これは乳幼児期の衛生環境が個体の免疫系の発達に影響を及ぼしているという考えです。

現代の子供たちは以前に比べて少数の微生物にしかさらされないため、免疫システムがうまく発達せず、間違いを犯しやすいというのです。

研究チームは、この仮説にある「微生物の多様性と免疫機能の因果関係」を明らかにするため、フィンランドの都会の子供たちの生活環境を変化させる実験を行ないました。

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