人体の自然発火はありうるか?
人体の自然発火はありうるか? / Credit: ancient-origins
chemistry

人体の”自然発火”はありえるのか? 最も有力な「ロウソク効果」を解説 (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.10.25 Sunday

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その他の説

人体発火の原因として考えられる「アセトン」の分子式
人体発火の原因として考えられる「アセトン」の分子式 / credit: wikipedia

生物学者のブライアン・J・フォード氏は、人体自然発火の原因について、「アセトン」を挙げます。

アセトンは、非常に引火性の高い化学物質で、何らかの病気になると、体内に微量ながらアセトンが自然生成されることがあります。

以前の実験では、アセトンに浸した豚肉に着火したところ、焼夷弾のように一気に火が燃え上がりました。

フォード氏は「深刻なアルコール中毒により、体内に多量のアセトンが生成され、それが体脂肪に蓄積し、タバコや静電気で引火することで人体が燃え始める」と推測します。

しかし、人体自然発火には謎の部分も多く、原因の解明にはまだ決着がついていません。

現時点での有力な説は、いずれも何らかの火の元が必要であり、人体がひとりでに燃え始める可能性が低いようです。

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