危険な動物たちの痕跡
この時代の同地域には、地上を徘徊した巨大なナマケモノ「メガロニクス」や、マンモス、サーベルタイガー、ダイヤウルフなど体の大きな危険な獣の足跡も見つかっています。
マンモスの足跡の周りで遊ぶ子供の足跡なども、この地域では見つかっています。
そして今回の足跡の往路には、人間が歩き去ったあとにその上を通り過ぎたマンモスとオオナマケモノの足跡が残っていました。
マンモスは人間の足跡に気付かなかったようで、そのまま通り過ぎていましたが、地面を這うオオナマケモノは人間の匂いと足跡に気づいたようで、足跡の匂いを嗅ぎ回るようにぐるぐると回った後、後ろ足で立ち上がり周囲の匂いを嗅いでいたようです。
この時代のオオナマケモノは、現代とは違い牛以上のサイズがあったとされています。
足跡の主は、数時間後そんなマンモスやオオナマケモノの横切った足跡を踏み越えて帰ってきたようです。