空気中からCO2だけを取り除く
ガスゲーティングメカニズムによって、空気中や排気ガスからCO2のみを集める過程を簡単に紹介しましょう。
最初、2つのガスゲートは片方だけが開いた状態です。これにより片方からガス(空気、排気ガスなど)が流入してきます。ちなみにこのガスに含まれるCO2の割合は大きくありません。
次に、内部にある吸着材の働きによってCO2のみが集められ、容量限界に達するまでCO2を吸収し続けます。
その後、電流の極性(+極と−極)が切り替わることで、先ほどまで開いていたガスゲートが閉じ、もう片方の閉まっていたガスゲートが開きます。
このゲートチェンジにより排出が可能になりました。吸収して集まった濃度100%のCO2を放出できるのです。