振動するミミズが、脳への安全で高速なデータ転送法を教えるかも
振動するミミズが、脳への安全で高速なデータ転送法を教えるかも / Credit:depositphotos
biology

“ミミズを振動させて”人間の脳をコンピューターに安全に接続する研究

2021.01.28 Thursday

2020.10.23 Friday

the conversation https://theconversation.com/we-vibrated-earthworms-to-learn-about-safely-connecting-human-brains-to-computers-148313

革新的発見は、ちょっとした興味やお笑いから生じるのかもしれません。

今年、「人々を笑わせ、考えさせてくれる研究」に対して与えられるイグ・ノーベル賞を受賞した「ミミズをスピーカーで振動させる研究」ですが、ここにはさらなる可能性が秘められているようです。

この研究を行ったオーストラリアのスウィンバーン工科大学の物理学者イワン・マクシモフ氏は10月21日、科学誌『THE CONVERSATION』にて、ミミズの振動が、人間の脳をコンピューターに接続するためのより安全なアプローチに繋がるかもしれないと伝えました。

ミミズをスピーカーで振動させる実験

ミミズにファラデー波を発生させる研究
ミミズにファラデー波を発生させる研究 / Credit:depositphotos

マクシモフ氏らの「ミミズをスピーカーで振動させる実験」は5月に科学誌『Scientific Reports』に掲載され、イグ・ノーベル賞を受賞しました。

この研究は、ミミズをスピーカーで振動させると表面にファラデー波ができるというもの。

ファラデー波とは、水の入った容器を鉛直方向に一定の振動数で動かすと生じる水面波のことです。この波は自然界でもよく観察されており、例えばカエルは水面にファラデー波を作って仲間を引き付けます。

通常、このファラデー波は水面で観察されるものです。では、ほとんど水分で構成される生物ではファラデー波が生じるのでしょうか?

この疑問に答えたのがマクシモフ氏らの研究です。実験の結果、ミミズの表面にもスピーカーの振動によってファラデー波が生じたのです。

ちなみに、この波を特定のかたちで動作するようコントロールすることも可能とのこと。

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