「偽物のダイヤモンド」の見分け方とは? 水や新聞紙を使った超カンタンな方法を紹介

ニセモノのダイヤの見分け方とは?
ニセモノのダイヤの見分け方とは? / Credit: pixabay
reference: scienceabc

ダイヤモンドは、地球上で最も硬い天然鉱物として知られます。

その美しさから結婚指輪やアクセサリーに使われますが、一方で偽物が出回る量もピカイチです。

高額な代金を払ってまで偽物をつかまされてはたまりません。

そこで偽物と本物を簡単に見分ける方法があります。

家庭にあるものですぐできる方法もあるので、ダイヤをお持ちの方はぜひ試してみてください。

ダイヤモンドはどうやって作られる?

地球上に存在する天然ダイヤ、いわゆる本物のダイヤは、およそ10〜30億年前の間に、その大部分が作られました。

ダイヤモンドは純粋な炭素からなり、極度の圧力と熱に長時間さらされることで形成されます。

その後、地下深くに眠ったダイヤは火山の噴火や地形運動により、人が採取できるような位置まで浮上してきました。

世界最初の天然ダイヤが見つかったのは約2500年前のインドで、それ以来、世界各地で天然ダイヤが発見されています

ホンモノとニセモノでは出来上がるまでの時間が大きく違う
ホンモノとニセモノでは出来上がるまでの時間が大きく違う / Credit: pixabay

他方で、高価なダイヤモンドの需要は高く、人工的に作られた合成ダイヤモンドが世に出回るようになりました。

合成ダイヤにもいくつか種類があります。

最も有名な「キュービックジルコニア」は、ジルコニアという酸化物に他の化合物を加えて、人工的に結晶化させたものです。装飾用に開発されたもので、屈折率が天然ダイヤに近いことから、「模造ダイヤ」と呼ばれます。

こうした模造ダイヤと天然ダイヤは、パッと見では見分けがつきません。

それでは、どのようにして本物と偽物を識別すれば良いのでしょうか。

本物と偽物の簡単な見分け方

プロの宝石商に依頼

もちろん、最も確実な方法はプロの宝石商に依頼することです。

宝石商は、天然と模造を識別するためのダイヤモンドテスターを持っています。

天然ダイヤは、模造品とは異なる熱伝導性を持っているので、テスターで熱伝導の速度を確かめれば、すぐに見分けられます。

また、プロの目は、天然ダイヤのみに見られる微小な含有物を見つけ出すことができます。こうした含有物は自然界ならではのもので、人工ダイヤには存在しません。

「水」を使う方法

宝石商の依頼に時間とお金をかけたくなければ、自宅で簡単に見分ける方法もあります。

代表的なのが、水を使った方法です。

水を入れたコップを用意して、そこにダイヤを落とします。天然ダイヤだと密度が高いので、すぐにコップの底に沈みます

しかし、模造品の多くは、水面に浮いたり、沈むのが遅かったり、コップの真ん中あたりで止まったりするのです。

「新聞紙」を使う方法

新聞紙を用意して、文字が印刷されたページの上にダイヤをかざして移動させます。下の文字がダイヤごしに見えなければ、本物です。

天然ダイヤが持つ多くの面と反射特性は、下の文字を見えなくさせます。

しかし、模造品では多少ぼやけるものの、文字を判別するには十分な透過性があります。

「火」を使う方法

ダイヤを20〜30秒ほど火に当ててから、水を入れたコップの中に落とします。本物だと、ダイヤは完全に無害です。

しかし、偽物で同じことをすると、熱が石内部のエネルギーを増加させるので、水の落とすとヒビや曇りが生じます。

「紙やすり」を使う方法

紙やすりを用意して、ダイヤの表面をこすります。本物の天然ダイヤは、鉱物界一の耐久性があるので跡がまったく残りません。

しかし、偽物だと表面に傷ができることが多いです。

偽物だとしても大切なダイヤなら、やらないほうがいいかもしれません。

フォグ(霧)テスト

ガラスに息を吹きかけると表面に曇りができますね。

これを利用して、ダイヤ表面に暖かい空気を当てると同じようにフォグ(霧)ができます。

そして、本物だと霧は瞬時に消えるのですが、偽物の場合、霧が完全に消えるまでに3〜4秒ほどかかるようです。

 

ここに紹介した方法は自宅で簡単に試せますが、よくできた人工ダイヤだと正確に見分けられないこともあります。

プロに頼むのが確実ですが、それでも大半の模造品はこれらの方法で識別できるでしょう。

やはり人工的に短時間で作られて偽物では、地球深くで長い年月をかけて作られた本物には近づけないのですね。

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