新種の「ゴラムスネークヘッド」
新種の「ゴラムスネークヘッド」 / Credit: Ralf Britz / Naturhistorisches Museum Bern
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”新種・ゴラムスネークヘッド”のために新しい「科」が創設される!「ここ10年で最重要の発見」

2021.01.27 Wednesday

2020.10.26 Monday

smithsonianmag https://www.smithsonianmag.com/smart-news/subterranean-fish-named-gollum-belongs-new-family-180976123/, nationalgeographic https://www.nationalgeographic.com/animals/2020/10/new-fish-family-dragon-snakeheads-found-india/, mongabay https://india.mongabay.com/2020/10/a-brand-new-family-of-bony-fishes-from-south-india/

インド南部で昨年発見された淡水魚が、新しい「科」に分類されることが判明しました。

竜のような見た目とライギョ(英: Snakehead)に近縁であることから、新たな科は「ドラゴンスネークヘッド」と命名されています。

ドイツ・ゼンケンベルク自然史博物館で研究主任のラルフ・ブリッツ氏は「魚類で新たな科が創設されるのは珍しく、ここ10年で最重要な発見となった」と指摘しています。

研究は、9月30日付けで 『Scientific Reports』に掲載されました。

魚の名前は『指輪物語』のキャラクターに由来

分類学における「科」は種や属の上に当たるカテゴリーで、例えば「ヒト科」には、ヒト属、チンパンジー属、オランウータン属などがあり、その下にホモ・サピエンスやネアンデルタールが種として位置します。

魚類の発見は、研究チームのラジーブ・ラガバン氏がインドのSNS上で偶然見つけた写真がきっかけとなりました。見たこともない姿形をしており、当初は種や属も不明だったといいます。

その後、ラガバン氏とブリッツ氏は、その魚が採取できるというインド南部に出向き、多くの標本を採取しました。

正体不明の魚類を探すラガバン氏とブリッツ氏
正体不明の魚類を探すラガバン氏とブリッツ氏 / Credit: Unmesh Katwate

この魚は地下の帯水層に生息しており、普段は人目につくことがありません。一方で、洪水で地下水が氾濫したときに、地上に姿を現します。

成魚の体長は約10センチで、細長い竜のような体をしていました。

両氏は、J.R.R.トールキンの『指輪物語』に出てくる地下に住むキャラクターから、「ゴラムスネークヘッド(学名: Aenigmachanna gollum)」と名付けています。

新たに発見された「ゴラムスネークヘッド」
新たに発見された「ゴラムスネークヘッド」 / Credit: Unmesh Katwate

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