ラクダの「コブ」にはどんな働きがある?
ラクダの「コブ」にはどんな働きがある? / Credit: pixabay
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ラクダのコブの中身は「水」じゃない。 砂漠での飲まず食わずに耐えるコブの使い方とは?

2021.01.27 Wednesday

2020.11.21 Saturday

livescience https://www.livescience.com/why-do-camels-have-humps.html

ラクダは、灼熱の砂漠地帯でも水や食料なしで長時間生きることができます。

その秘密は背中の「コブ」にあるのですが、その中身は古くから「水が詰まった貯水タンクになっているのではないか」と言われてきました。

しかし専門家の研究により、コブの中身は水でないことが分かっています。

一体、ラクダはコブをどのように利用しているのでしょうか。

コブの中身はエネルギー源

ラクダのコブは主に「脂肪分」からなり、その重量は50キロ近くにおよびます。

ラクダは食物があるときに十分に食べておいて、そのカロリーを蓄積してコブにします。

コブが目一杯になれば、何も食べずに4〜5ヶ月生きられるそうです。

しかし、コブの中の脂肪分を消費しつくすと、それに応じてコブもしぼんでしまいます。

すると一から食物を摂って、再びコブを膨らませないといけません。

ラクダのコブの中身(脂肪分)
ラクダのコブの中身(脂肪分) / Credit: ja.wikipedia

また、コブには「水分をつくる働き」もあります。

コブの脂肪分には水素が含まれており、これが体内の酸素によって燃焼されることで、エネルギーと同時に少量の水をつくり出すのです。

だいたい50キロの脂肪を燃やすと、53リットルの水が得られます。

ところが、体重が500キロ近くもあるラクダにとってはこの水分量でも十分ではありません。

そこで脂肪の燃焼とは別に、ラクダは体内で上手に水分調節をするのです。

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