次世代戦闘機のコックピットにはバーチャル副操縦士が搭乗するかも
次世代戦闘機のコックピットにはバーチャル副操縦士が搭乗するかも / Credit:baesystems
technology

“AIアバター”とパイロットが対話可能に!? 次世代戦闘機にARコックピットが採用される時代へ (3/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.10.26 Monday

前ページ次世代戦闘機は拡張現実コクピットによって3次元情報を得られる

<

1

2

3

>

対話もできるバーチャル副操縦士が採用されるかも

バーチャル副操縦士がパイロットをサポートする
バーチャル副操縦士がパイロットをサポートする / Credit:baesystems

さらに新しい発表によると、コックピット内にはバーチャル副操縦士が搭載される可能性があるとのこと。

このバーチャル副操縦士は「アバター」としてコックピット内に存在し、パイロットとの対話によって指示を受けたり情報を提供したりします。

また開発中のコンセプトの中には、音声認識やジェスチャー、視線追跡などのシステムが含まれています。そのためバーチャル副操縦士への指示は、従来の物理操作とは異なり、より直感的で瞬発力のあるものとなるでしょう。

しかもこのバーチャル副操縦士は人工知能の発展により自律性がもたらされます。そのため、パイロットが操縦に忙しい場面でも手のまわらない分野を汲み取り、自発的にサポートしてくれるかもしれません。

これらの機能によりテンペストのコックピット内では、本当にもう1人の副操縦士が存在するかのようなやりとりが生まれるでしょう。

パイロットが「敵の位置を表示してくれ」と頼んだり、バーチャル副操縦士からパイロットに「無人機No.2に調整を加えました」などと報告してきたりするのかもしれませんね。

現在、BAEシステムズはこれらの構想を現実のものとするため、既に開発に取り組んでいます。

<

1

2

3

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

テクノロジーのニュースtechnology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!