対話もできるバーチャル副操縦士が採用されるかも
さらに新しい発表によると、コックピット内にはバーチャル副操縦士が搭載される可能性があるとのこと。
このバーチャル副操縦士は「アバター」としてコックピット内に存在し、パイロットとの対話によって指示を受けたり情報を提供したりします。
また開発中のコンセプトの中には、音声認識やジェスチャー、視線追跡などのシステムが含まれています。そのためバーチャル副操縦士への指示は、従来の物理操作とは異なり、より直感的で瞬発力のあるものとなるでしょう。
しかもこのバーチャル副操縦士は人工知能の発展により自律性がもたらされます。そのため、パイロットが操縦に忙しい場面でも手のまわらない分野を汲み取り、自発的にサポートしてくれるかもしれません。
これらの機能によりテンペストのコックピット内では、本当にもう1人の副操縦士が存在するかのようなやりとりが生まれるでしょう。
パイロットが「敵の位置を表示してくれ」と頼んだり、バーチャル副操縦士からパイロットに「無人機No.2に調整を加えました」などと報告してきたりするのかもしれませんね。
現在、BAEシステムズはこれらの構想を現実のものとするため、既に開発に取り組んでいます。