2つの頭を持つヘビを発見
2つの頭を持つヘビを発見 / Credit: FWC Fish and Wildlife Research Institute
animals plants

飼いネコが珍しい「双頭のヘビ」を捕獲! “2つの頭が別々の意識で動く”ので飼育困難 (2/2)

2021.01.27 Wednesday

2020.10.27 Tuesday

前ページ素人には飼育困難

<

1

2

>

双子がうまく分離できなかった

FWCの専門家も「双頭のヘビが見つかるのは非常に珍しく、実際に見たのは初めて」といいます。

調査によると、このヘビは同州に広く生息する「サウザンブラックレーサー」という種で、無毒ですが、鋭い歯で咬まれると「針で刺されたように痛む」そうです。

ヘビが双頭になった理由については「胚の発生時に一卵性の双子がうまく分かれず、1つの胴体に2つの頭ができてしまったのでしょう」と説明します。

一卵性の双子がうまく分離できなかった
一卵性の双子がうまく分離できなかった / Credit: FWC Fish and Wildlife Research Institute

また「それぞれの頭にがあり、別々に判断を下すため、エサの捕食や天敵から逃げることが難しく、野生下では生き残りにくい」と指摘します。

この個体は生後1〜2ヶ月ほどで、現在は同研究所に保護されています。

エサも少しずつ食べ始めているそうで、健康が安定し次第、専門の博物館に預ける予定です。

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

動物のニュースanimals plants news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!