“化学反応”で推進する0.02ミリの「世界最小マイクロボート」が誕生!体内での薬の輸送に使われる

全長30μmの「世界最小のボート」
全長30μmの「世界最小のボート」 / Credit: Leiden/Softmatter
reference: diazhub, engadget

オランダ・ライデン大学は12日、3Dプリント技術でつくった世界最小の小舟「Benchy the tugboat」を発表しました。

ボートの全長は30マイクロメートル(約0.02ミリ)で、毛髪のわずか3分の1の厚みしかありません。

プロペラはなく、化学反応を応用して流体中を推進します。

将来的には、体内に走らせて患部に薬を届けたり、健康診断に使われる予定です。

研究は、10月12日付けで『Royal Society of Chemistry』に掲載されました。

レーザー照射で液滴を固める

毛髪よりも小さなマイクロロボットの開発は以前から進んでいますが、そのほとんどは円形や長方形などのシンプルな形です。

研究チームのレイチェル・ドハティー氏とダニエラ・クラフト氏は「3Dプリント技術の可能性を確かめるためにも、今回のような複雑な形状のものをつくった」と話します。

今回の3Dプリント技術には、特殊な液滴にレーザーを当てて目的の形に固める方法が使われました。

巧みに制御されたレーザーを照射して、液滴の下面から始め、上面へと層を重ねるように徐々に液滴を固めていきます。

こちらは、ボートと同等サイズの宇宙をつくる様子です。

この技術により、他にも様々な形のマイクロロボットの作成に成功しています。

ボートの他にも形は様々
ボートの他にも形は様々 / Credit: Leiden/Softmatter

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