500m級の巨大サンゴ礁を発見
500m級の巨大サンゴ礁を発見 / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE
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東京タワーよりデカい「500m級の巨大サンゴ礁」を発見!120年ぶりの快挙(豪) (2/2)

2021.01.28 Thursday

2020.10.30 Friday

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海の世界は謎だらけ

同研究所の共同創設者の一人、ウェンディ・シュミット氏は「この発見は、海面下にまだまだ未知の構造物や新種の生物が存在することを証明している」と話します。

地球の7割を占める海の世界はまだ多くの謎があり、特に深海についてはほとんど分かっていません。「火星表面の方が多く分かっている」と言われるほどです。

シュミット氏は「今回得られた海底マップや水中画像を調べることで、グレートバリアリーフ周辺の生態系がより詳しく理解できるでしょう」と述べました。

グレートバリアリーフ周辺を調査中
グレートバリアリーフ周辺を調査中 / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE
見つかった巨大サンゴ礁の一部、水深49mあたり
見つかった巨大サンゴ礁の一部、水深49mあたり / Credit: SCHMIDT OCEAN INSTITUTE

一方で、海洋生態系に欠かせないサンゴ礁は現在、温暖化による海水温の上昇で減少の危機にさらされています。

最新の調査では、グレートバリアリーフ周辺のサンゴ礁は過去30年で半分に減っていることが判明しました。

サンゴ礁の絶滅を防ぐためにも、海洋環境を理解することが必須となっています。

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