2021.01.28 Thursday
2020.11.01 Sunday
日本人を紅茶好きにしてしまう遺伝子があるようです。
10月18日に『MDPI』に掲載された論文によれば、1万2000人の日本人の遺伝子を紅茶の消費量と比較した結果、12番染色体に存在する特定の遺伝子領域が深く関連しているとのこと。
いったいどんな遺伝子が日本人を紅茶に惹き付けているのでしょうか？
目次
紅茶には様々な健康効果が知られています。
紅茶に含まれるポリフェノール（テアフラビン）は老化、酸化ストレス、高血圧を抑制する効果があり、カフェインは糖尿病の予防に役立ちます。
また近年の研究では、1日3杯ほど紅茶を摂取することで、脳卒中のリスクが減少することもわかってきました。
一方で、近年の遺伝子解析技術の進歩により、お酒やコーヒーの消費量といった、個人の好みに過ぎないと思われてきた傾向も、遺伝子の僅かな違いに原因があるとわかってきました。
人間のDNAは60億個の塩基によって形成されていますが、たった1個の配列が違うだけで（一塩基多型）、体質や食べ物に対する好みに大きく影響してしまうのです。
そこで今回、日本の東京大学の研究者たちは、日本人集団における紅茶好き度合い（消費量）を決定する遺伝子を探すことにしました。
紅茶に対する個人の好みが遺伝子に基づいているならば、消費量が多い個人と少ない個人の間でDNA配列に何らかの差がみつかるはずです。
果たして日本人を紅茶好きにしてしまう遺伝子は存在するのでしょうか？
カテゴリー覧
人気記事ランキング
Amazonお買い得品ランキング
健康のニュースhealth news
もっと見る
腎臓の悪い人は「スイカの食べ過ぎ」が命取りになる恐れがある
スナック菓子の落とし穴！サイズを小さくすると摂取カロリーは減るが塩分摂取は増える!?
「パクチー」が苦手な人は遺伝子変異を起こしていた！
侍ジャパンも愛用？入眠を促す「メラトニングミ」に指摘されている問題点
ヨーグルトには「ニンニク臭」を消し去る高い効果があった！
役立つ科学情報
注目の科学ニュースpick up !!
わずか30年で人口が4分の1に！中国三国時代の人口激減について
実は世界で一種だけだったシャチが三種になる！和名はどうなるのか？
クトゥルフ神話の怪物みたいな「未知の深海生物」を発見！
