音楽でゾクゾクするとき脳内の電気密度も本当に上がっている
音楽でゾクゾクするとき脳内の電気密度も本当に上がっている / Credit:Frontiers in Neuroscience
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音楽が「ゾクゾク感」と「鳥肌」をもたらす仕組みを解明!なぜ人類には音楽が必要なのか

2021.01.27 Wednesday

2020.11.05 Thursday

inverse https://www.inverse.com/mind-body/why-music-gives-you-chills

音楽が鳥肌を引き起こす仕組みが解明されました。

11月3日に『Frontiers in Neuroscience』に掲載された論文によれば、音楽に由来するゾクゾク感を感じているとき、特定の脳波出力(電力)が増加すると共に、脳を気持ちよくさせるドーパミンなどの快楽物質の分泌がされるとのこと。

どうやら音楽で感じるゾクゾク感は、脳を電気的にも物質的にも人を元気にするようです。

しかし音楽が快楽をもたらすという事実は、実は生物学的には「あってはならないこと」なのです。

ドーパミンなどを分泌する報酬系は「食事」「睡眠」「生殖行為」など生物学的な欲求を達成した「ご褒美」として快楽を与える脳の仕組みであり、本来の役割は生物の生存能力を向上させることにあります。

しかし、食事や睡眠とは異なり、音楽には明白な生物学的な利益がありません。

それなのに、私たちの脳はどうして音楽に対して報酬系を作動させ、快楽というご褒美を与えるのでしょうか?

>参照元はこちら(英文)

音楽を楽しむのにプロである必要はない

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Credit:depositphotos

音楽を気持ちよくさせる報酬系の奇妙な結びつきを解くにあたり、研究者たちは脳波測定によって詳細な脳活動の分析を行いました。

参加者はヘッドホンで音楽を聴きながら、頭皮につけられた検出器で脳波を測定されます。

結果、音楽に起因する快楽の頻度は、個人の音楽的な能力とは無縁であることが判明します。

音楽のプロである演奏家でも、楽器が全くひけない素人でも、同様の頻度で快楽が検出されたのです。

この意外な事実は、人間は生まれた時から誰もが、音楽にゾクゾクして鳥肌を立ててしまうことを意味します。

しかし普遍性だけでは謎の解明にはなりせん。

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