日本原産の新種「ゴジラ蜂」
日本原産の新種「ゴジラ蜂」 / Credit: Jose Fernandez-Triana
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水中で狩りをする新種「ゴジラ蜂」を日本で発見! 史上初の”潜水できるハチ”

2021.01.27 Wednesday

2020.11.05 Thursday

phys https://phys.org/news/2020-11-death-video-parasitic-wasp-caterpillar.html, iflscience https://www.iflscience.com/plants-and-animals/new-species-of-parasitizing-wasp-filmed-diving-to-stab-egg-into-caterpillar/

水中を泳ぐ恐ろしい新種のスズメバチが発見されました。

新種は、日本に分布すること、水中から姿を現す習性などから、日本を代表する怪獣にちなみ「ゴジラ蜂(学名:Microgaster godzilla)」と命名されています。

水環境に対応するハチは他に2種しか存在せず、全体の0.1%以下です。しかも、その2種でさえ、ゴジラ蜂のように完全に水中に潜ることはできません。

研究は、10月30日付けで『Journal of Hymenoptera Research』に掲載されています。

>参照元はこちら(英文)

水中にダイブして幼虫を引き上げる

ゴジラ蜂は、水生植物の裏に生息する幼虫を探し、発見すると水中に潜って攻撃します。数秒間なら水中に潜ることができ、その間に幼虫を仕留めて水上に引っ張り出します。

そして、体内に産卵して幼虫を孵化させ、わが子の生き餌にするのです。

こちらがその様子を捉えた実験動画。

水生植物を浮かべたケースにメスのゴジラ蜂を入れ、同時に「ヒメマダラミズメイガ」の幼虫を隠してあります。ハチは植物の上を歩き、触覚を使って探索します。

幼虫を見つけると、水面からすばやく引っ張り出して、産卵管を突き刺し、体内に産卵しました。場合によっては、幼虫を引きずり出すために潜水もします。

大きく湾曲した足先はこのために発達しており、水中に入って幼虫をつかみ、引き上げるのに有効です。

幼虫を引き上げるために湾曲したゴジラ蜂の足先
幼虫を引き上げるために湾曲したゴジラ蜂の足先 / Credit: Jose Fernandez-Triana

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