インフルエンザとCOVID-19では初期症状が異なる
南カリフォルニア大学の研究と、アメリカ疾病予防管理センターの情報によると、類似した症状を引き起こす4つの病気、COVID-19、季節性インフルエンザ、アレルギー、風邪にはそれぞれ最初の症状が異なっていることが報告されています。
COVID-19のほとんどの患者は、まず発熱から始まり次に咳が出始めますが、インフルエンザの場合は通常逆で、最初に咳が出てその後発熱が始まる人が一般的です。
また風邪の場合、発熱症状はほとんど見られず、喉の痛みが最初の症状として現れる可能性が高くなります。
注意事項として、ここに記された病状内容や発症の順番は絶対確実なわけではありません。
よく知られているようにCOVID-19の患者にはまったく発熱がなく自覚症状を持たない人もいます。またインフルエンザの患者でも、咳がまったく出ないという人もいます。
そのため安易な素人判断は危険ですが、それぞれの症状の現れる速さや持続時間には傾向があり、病気を区別するための情報として役立ちます。いたずらに不安を抱えないためにも、それぞれの症状の違いを理解しておくことは大切です。