トカゲ→ヘビ→トカゲ? 自在に手足を生やす「トカゲ」の再進化の理由が明らかに

なぜ失った足を再び進化させたのか?
なぜ失った足を再び進化させたのか? / Credit: CC BY-SA 3.0

reference: phys, newscientist

東南アジアに分布するブラキメレス属(Brachymeles)のトカゲには、進化の中で手足をなくし、その後ふたたび四肢を取り戻した種がいます。

この理由について、クラーク大学、イェール大学、マサチューセッツ大学アマースト校が調査したところ、ブラキメレス属は気候変動に応じて、有利な方に進化している可能性が示唆されました。

乾燥した環境では手足をなくし、湿った環境では手足がある方が有利なようです。

研究は、11月11日付けで​『Proceedings of the Royal Society B』に掲載されています。

>参照元はこちら(英文)

進化のルールを破ったトカゲ?

ブラキメレス・バイカラー種
ブラキメレス・バイカラー種 / Credit: Historic Collection/Alamy

専門家たちは、進化上のルールとして「ある生物が長い年月をかけて複雑な構造(からだの部位)をなくした場合、後の時代の子孫が失った部位を再び発現する可能性はきわめてゼロに近い」と指摘します。

しかし、東南アジアのブラキメレス属は、そのルールを破った数少ない生物です。

これまでの研究で、ブラキメレスの一部は、約6200万年前に手足を失い、その4000万年後に再び四肢を取り戻したことがわかっています。

中には、手足を失ったままの種もいれば、2本指の小さな足が中途半端に生えていたり、5本指の足を4本とも完全に取り戻している種もいます。

これは一体なぜなのでしょう。

次ページ環境によって手足のメリット・デメリットが逆転

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