17日の夜「しし座流星群」が観測のピークを迎えるぞ!1966年には1時間で10万個の星が降ってきた、今年は?

2009年のしし座流星群
2009年のしし座流星群 / Credit:Navicore/wikipedia
reference: sciencealert

今年も、しし座流星群を観測できる時が近づいてきました。

11月17日(火)の夜に活動が極大となるため、翌18日(水)の明け方までが見どころとなっています。

流星群の名前だけは聞いたことある…。そんな方でも今年は夜空を見上げてみてはいかかでしょうか。

それでは、しし座流星群とは何なのか解説していきましょう!

しし座流星群を観測できる仕組み

テンペル・タットル彗星の軌道
テンペル・タットル彗星の軌道 / Credit:NASA

しし座流星群の源は、テンペル・タットル彗星です。

この彗星は33年周期で移動しており、その通り道(軌道)には多くのチリを残します。

そしてテンペル・タットル彗星の軌道には、地球と交わっている部分があるのです。地球は毎年この交点を訪れますが、このときにたくさんのチリが地球大気に突入して燃えます。

このチリたちの輝きが、しし座流星群として観測されているのですね。

ちなみにテンペル・タットル彗星本体の周辺にはより多くのチリが存在しているため、彗星が33年ごとに回帰すると、非常に多くの流星群が観測されます。

直接証言による1833年のしし座流星群の描写
直接証言による1833年のしし座流星群の描写 / Credit:Adolf Vollmy/wikipedia

実際、1833年、1866年、1966年、2001年には「雨のような」流星が観測されました。特に1966年の米国西部では1時間に10万個もの流星が出現したとのこと。

彗星回帰による次のピークは2030年代初頭の2032~2033年頃と予想されており、今年は比較的穏やかな流星群を楽しむことになるでしょう。

今年は18日未明~明け方がおすすめ!

今年のしし座流星群は11月17日(火)から18日(水)にかけて活発になると予想されています。

特に17日の20時頃に極大になりますが、この時、流星が飛び出してくる放射点は地平線の下にあります。そのため18日未明から明け方ごろが一番の見どころとなるでしょう。

また月明かりの影響がないのですが、彗星回帰による条件が少し悪いため、1時間に数個~十数個ほど観測できるとの予想です。

しし座流星群は、しし座が放射点(この方角から飛び出すように見える)である
しし座流星群は、しし座が放射点(この方角から飛び出すように見える)である / Credit:depositphotos

流星群の観測はどこでも可能ですが、より多くの流星を見たいのであれば街灯などが少なく、空を広く見渡せる場所を選ぶべきです。

そして友達や家族と一緒に観測する場合は、必ず互いに異なるエリアを観測しましょう。観測範囲を2倍、3倍になるので発見しやすくなります。

数秒以上続く流星や1分以上続く火球が観測される場合もありますので、観測範囲を広げて声を掛け合うならより多くの流星を楽しめるでしょう。

コロナ禍でも比較的安全に楽しめる1年に1度のイベントですから、しっかりと防寒対策して是非夜空を眺めてみてください。

11月のその他の天文現象はこちらの記事にも掲載しています。

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