ビタミンDの摂取で発がん率が下がる?
ビタミンDの摂取で発がん率が下がる? / Credit: jp.depositphotos
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ビタミンDに発がんリスクを低下させる可能性あり。研究によりBMIとの関係も示される (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.11.22 Sunday

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ビタミンDの摂取で発がんリスクが17%低下

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二次分析では、ビタミンDサプリの摂取者と非摂取者について、進行性がんの評価を行い、死亡リスク低下の可能性を調べています。

被験者のうち、進行性がんを発症したのは1617名で、以前と同様、グループ別の発がん率に有意差は見られませんでした。

しかし、がん発症者は、ビタミンD摂取者1万2927名のうち226名プラシーボ摂取者1万2944名のうち274名で、わずかにリスクの低減が見られています。

さらに、BMI(ボディマス指数)が正常な被験者7843名のみを調べたところ、がん発症者は、ビタミンD摂取者でわずか58名プラシーボ摂取者で96名でした。

結果、ビタミンDの有無だけを見ると、がんリスクは全体で17%低下していますが、正常なBMIの被験者のみだと38%の低下が認められました。

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