人間の頬の細胞を培養してつくったウロボロスステーキ
人間の頬の細胞を培養してつくったウロボロスステーキ / Credit:Orkan Telhan
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自分のほほの細胞を培養して食べる「禁忌」のウロボロスステーキが作成される

reference: dezeen
2020.11.23 Monday

最近、「動物を犠牲にせず、自分の肉を培養して食べる」という禁忌と皮肉が合わさった食用人肉培養キットが作成されました

それは、アメリカペンシルベニア大学デザイン学部で准教授を務めるデザイナーのオーカン・テルハン氏と科学者たちによるチームによって開発され、作られた培養肉は「ウロボロスステーキ」と名付けられています。

彼らの衝撃的なコンセプトはロンドンのデザインミュージアム「Designs of the Year Award 2020」にノミネートされたとのこと。

※以下、閲覧注意(以下の文章と画像には、培養人肉や血液に関する描写や培養肉を食べるという考え、またそれらの写真が含まれます)

人間の頬の細胞と血液から食用人肉を培養する

ウロボロスステーキキットは「人間の頬の細胞」と「人間の血液」から食用の培養肉を作成するものです

ヒト細胞とヒト血清を利用し、人工肉をつくる培養キット
ヒト細胞とヒト血清を利用し、人工肉をつくる培養キット / Credit:Orkan Telhan

最初にチームは肉の元となる人間の細胞を入手することにしました。

彼らは自分たちのほほの内側から綿棒で細胞を入手することもできましたが、実際には研究推進団体「American Type Culture Collection(ATCC)」から研究用細胞を入手したとのこと。

次に入手した細胞はキノコ菌糸体で作られた土台の上に置かれ、約3ヵ月の間ケースの中で培養されます。

この間、細胞は低温オーブンなどの温かい環境に置かれ、肉が完全に成長するまでヒト血清が供給され続けるのです。

期限切れの献血を使用したヒト血清
期限切れの献血を使用したヒト血清 / Credit:Orkan Telhan

ちなみにこのヒト血清は献血後期限の切れた血液から作られたものであるため、医療現場に影響は与えていないとのこと。

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