人間の頬の細胞を培養してつくったウロボロスステーキ
人間の頬の細胞を培養してつくったウロボロスステーキ / Credit:Orkan Telhan
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自分のほほの細胞を培養して食べる「禁忌」のウロボロスステーキが作成される (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.11.23 Monday

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自分を食べる!?禁忌のウロボロスステーキ

展示されるウロボロスステーキ
展示されるウロボロスステーキ / Credit:Orkan Telhan

一口サイズにまで成長したヒト由来の培養肉は「ウロボロスステーキ」と名付けられ、樹脂で保存されたものがデザインミュージアムや美術館などで展示されています。

ウロボロスとは古代の象徴の1つで、己の尾を噛んで輪となった蛇を図案化したものです。

テルハン氏らチームが作った食用培養人肉にも「自分自身を食べる」というコンセプトがあるため、ウロボロスにちなんだ名前が付けられました。

(左)テルハン氏のデザイン , (右)ウロボロスステーキ
(左)テルハン氏のデザイン , (右)ウロボロスステーキ / Credit:Orkan Telhan

さらにウロボロスステーキ自体もウロボロスの輪を模したデザインになっているとこと。

ちなみに、ウロボロスステーキキットに関してチームは「技術的に」共食いではないと主張していますが、多くの人にとっては到底受け入れることのできないものでしょう

当然ですが、このウロボロスステーキキットが販売される予定はありません。

次ページ「動物を犠牲にするのに、自分は食べられないのか?」という強烈なメッセージ

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