オンチも口笛で解決。人間は「歌より口笛のほうが音程が取れる」と判明

life 2018/04/19
Credit: True Portraits
Point
・歌で音程をとるよりも口笛で音程をとるほうが正確
・咽頭筋のコントロール機能は、唇や舌などの筋肉とくらべて進化していないため

カラオケで上手く歌えなくても、全く落ち込む必要はないかもしれません。もし音程をとることが苦手でも、口笛を使えばもっと簡単に音を追えるようです。研究によって、口笛を吹くと歌うよりも正しい音程をとるのが簡単なことがわかりました。

カナダのブルアビュー研究所らによる研究では、歌が上手い、あるいは下手であると自称する人たち34人に、1オクターブの範囲で音階が上がるメロディーと下がるメロディーを真似してもらいました。母音だけによる発声、もしくは口笛で音階を辿るものです。

実験は一人ずつ音響室でマイクを使って行い、音程の正確さはコンピューターにより判定。6人の口笛を吹けない人を除いた結果は、人々は歌うよりも口笛を吹いたほうがより音程を正確に辿れることを示していました。この傾向は歌の上手いとする人でも、下手であるという人でも見られました。また、歌う場合は音程がより半音低い方に、口笛だと半音高い方にずれることがわかりました。

研究を率いたマイケル・ベリクはこう言います。「他の類人猿に比べて歌う技術に長けているとはいえ、俗に「音痴」といわれる、歌い手としての能力が特に劣っている人達がいます。しかし「音痴」と言うのは誤称で、こういった人たちが音楽を聴く能力に劣っている必然性はなく、どちらかと言うと歌う能力に難点があるのです」

この結果が示しているのは、歌う時に使う咽頭を動かす筋肉の調整よりも、口笛を吹く時に唇や舌、顎を調節する能力が発達しているということです。おそらくは進化の過程で、咽頭を動かす筋肉の進化のほうが最近起こったということでしょう。私達の祖先は、現代の類人猿のように口笛の音色を出していたものと思われます。オペラ歌手のような歌のプロでも、バイオリンの奏でるメロディーに比べると音程が正確では無いことが知られていますが、それは、こういった身体的な影響かもしれません。

 

アイディアが浮かぶ秘訣は「幸せな音楽」を聴くことと判明

 

via: Mail Online, Phys Org/ translated & text by SENPAI

 

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