ラングフォニーからサンプルを採取する考古学者たち
ラングフォニーからサンプルを採取する考古学者たち / Credit:Secrets of the Ice
history archeology

閉ざされた氷の中から6000年前の「古代の矢」が68本も発見される(ノルウェー)

reference: dailymail
2020.11.29 Sunday

最近、ノルウェー南部の山岳地帯ヨトゥンハイメン(英: Jotunheimen)の中腹から古代遺物が発見されました。

山の斜面に氷で保存されていたものが、気候変動により解凍され、その中から68本の矢が出てきたのです。調査によると、最古のものは6000年前のものとのこと。

しかし遺物の保存状態にはバラつきがあり、氷塊による保存に対する見方を変えなければいけないとも判明しました。

ノルウェーの山岳地帯にある氷塊から68本の矢が発見される

山頂から見たラングフォニー氷塊
山頂から見たラングフォニー氷塊 / Credit:Secrets of the Ice

ノルウェー南部の山岳地帯には複数年にわたって氷や雪が堆積し、部分的に氷の塊が形成されています。

そして最近ラングフォニー(英: Langfonne)で、気候変動により溶けた氷の中から、68本の矢、靴、織物、トナカイの骨が発見されました

氷上で見つかった矢のシャフト
氷上で見つかった矢のシャフト / Credit:Secrets of the Ice

放射性炭素年代測定によると、その中の最古の矢は紀元前4100年ごろのものだったとのこと。

しかし中には西暦700年頃の矢も多く含まれており、最も新しい矢は西暦1300年頃のものでした。

ラングフォニーで発見された1300年前の矢
ラングフォニーで発見された1300年前の矢 / Credit:Secrets of the Ice

この年代的なバラつきにより、山岳氷塊の保存に対する考古学者たちの常識は覆されてしまいました。

次ページ氷は融解と再凍結を繰り返したと判明。保存だけでなく歴史の破壊者でもあった

<

1

2

>

歴史・考古学history archeology

もっと見る

Special

注目pick up !!