新種の深海生物
新種の深海生物 / Credit: NOAA
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まるで気球。水深4000mを浮遊する新種のゼラチン生物を発見!

2021.01.27 Wednesday

2020.12.02 Wednesday

sciencealert https://www.sciencealert.com/bizarre-jelly-blob-glimpsed-off-puerto-rican-coast-in-first-of-its-kind-discovery, interestingengineering https://interestingengineering.com/scientists-discover-new-jellylike-blob-species-in-the-deep-sea?utm_source=rss&utm_medium=article&utm_content=30112020

アメリカ海洋大気庁 (NOAA)により、プエルトリコ沖の海底で撮影されたハイビジョン映像をもとに新種の深海生物が発見されました。

新種は、クラゲ様生物の一群である「有櫛(ゆうしつ)動物」に分類され、水深4000メートル付近で見つかっています。

学名は「デュオブラキウム・スパークス(Duobrachium sparksae)」と命名されました。

また、映像のみによる新種特定は初のことです。

研究は、11月18日付けで『Plankton and Benthos Research』に掲載されています。

>参照元はこちら(英文)

1ミリ未満の構造まで撮影

深海調査は、高解像度カメラを搭載した無人潜水機(ROV)によって行われました。カメラは、対象物の1ミリ未満の構造も明確に測定できます。

最初に撮影されたのは2015年のことですが、映像だけをもとに新種特定するには、注意深い観察と調査が必要でした。

最終的に、この生物が約200種存在する他の有櫛動物と容易に識別できることが判明しています。

新種の全体像
新種の全体像 / Credit: Nicholas Bezio

有櫛動物はクラゲにとても似ていますが、近縁種ではありません。

肉食性で狩りがうまく、小さな魚や節足動物を食べています。

有櫛動物は深海に多くいますが、生息域があまりに深いため、新種はもちろん、既知の種にもめったに遭遇できません。

深海は大部分が謎に包まれており、まだ知られていない新種は山のようにいるはずです。

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