馬は干し草の他に穀物やマメ科の植物を食べるが、これら植物はタンパク質の主要な供給源にはなりえない
馬は干し草の他に穀物やマメ科の植物を食べるが、これら植物はタンパク質の主要な供給源にはなりえない / Credit:Canva
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草しか食べないのに馬は筋肉マッチョ! その理由は草食動物の真のエサにあった? (2/3)

2021.01.27 Wednesday

2020.12.09 Wednesday

前ページ干し草にはタンパク質が含まれていない

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草食動物は微生物イーターだった

草食動物の体内にいる微生物は干し草を原料にしてアミノ酸を合成できる
草食動物の体内にいる微生物は干し草を原料にしてアミノ酸を合成できる / Credit:Canva

知ってるはずの知識にほころびが出るとき、原因の多くは知識の丸暗記にあります。

今回の疑問の原因となった知識は「微生物が植物を分解して動物が吸収する」という部分になります。

実は、草食動物の胃や腸に住む細菌は、干し草を分解するかたわら、干し草に含まれる窒素(N)を利用してアミノ酸やタンパク質を作り出していたのです。

そして馬や牛たちは、これらの微生物を胃液や腸液で「消化(溶解)」することで、アミノ酸やタンパク質を取り出して吸収しているのです。

つまり草食動物は一見して草だけを口にしているように見えて、その実は大量の微生物を消化液で溶かして栄養を吸収する、微生物イーターだったのです。

次ページ体内の微生物を食べているのは草食動物だけではない

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