フンを運ぶ最中のミツバチ
フンを運ぶ最中のミツバチ / Credit: Heather Mattila
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ミツバチは「ウンチの壁」を作ってスズメバチから身を守っていたと判明!

2021.01.27 Wednesday

2020.12.10 Thursday

phys https://phys.org/news/2020-12-honey-bees-animal-feces-deter.html, scitechdaily https://scitechdaily.com/honey-bees-use-animal-dung-to-fend-off-giant-murder-hornets/, zmescience https://www.zmescience.com/ecology/animals-ecology/honey-bees-feces-hornet-attacks-094532/

ミツバチは、天敵であるスズメバチに巣を乗っ取られないよう色々な対策をします。

最も有名なのが、巣に侵入したスズメバチに大勢で群がってハネを激しく動かし、発生した熱で殺すというもの。

しかし、その代償として、内側のミツバチも死んでしまいます。

そして今回、カナダ・ゲルフ大学により、ミツバチの新たなスズメバチ対策がベトナムで発見されました。

それによると、ミツバチは巣の入り口に動物のフンを撒いて、スズメバチ避けにしているとのことです。

研究は、12月9日付けで『PLOS ONE』に掲載されています。

>参照元はこちら(英文)

ミツバチの道具使用は史上初!

現在、北米に進出し始めているオオスズメバチは、アジア原産の外来種で、その性は通常のミツバチの約7倍です。

2019年にコロンビアとワシントンで発見が確認され、地元民だけでなく、ミツバチへの影響が懸念されています。

オオスズメバチはミツバチの巣を襲い、中のハチを皆殺しにして、自分の子供たちの養育場にしてしまうのです。

研究主任のガード・オーティス氏は「今後、北米のミツバチも同じ目にあう危険性がある」と話しています。

ミツバチの巣にたかるオオスズメバチ
ミツバチの巣にたかるオオスズメバチ / Credit: Heather Mattila

その中で、動物のフンをスズメバチ避けに使っているミツバチがベトナムで発見されました。

これはスズメバチ避けに、ミツバチが道具を使用したことを記録する最初の例です。

同チームのヘザー・マティラ氏(アメリカ・ウェルズリー大学)は「ベトナムのミツバチとは異なり、北米に分布するセイヨウミツバチにはこのような習性は見られない」と話します。

そこで研究チームは、ミツバチがフンをどのように使っているか、どれほどの効果があるかを調べるため、現地のベトナムで実験しました。

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