人はどこまで過激になるのか?
人はどこまで過激になるのか? / Credit: interestingengineering
psychology

人類史の闇として刻まれた「サイコな心理実験5選」

2021.01.27 Wednesday

2021.01.21 Thursday

interestingengineering https://interestingengineering.com/11-most-controversial-psychological-experiments-in-history

科学実験は人類の進歩にとって必要なことです。

しかし中には、倫理的なルールを大きく踏みこえた実験を行う研究者もいます。

好奇心に負けたマッドサイエンティストたちです。

ここでは過去に行われた「サイコな心理実験5選」をご紹介します。

 

強制的に性転換、「デイビッド・ライマー事件」

少女として育てられたデイビッド、右は家族写真
少女として育てられたデイビッド、右は家族写真 / Credit: alchetron

1965年8月22日、カナダ人のデイビッド・ピーター・ライマーは男児としてこの世に生を受けました。

生後8ヶ月に、デイビッドは排尿時に痛みを訴えたため、病院で手術を受けたのですが、医療ミスにより陰部の大半を失ってしまいます。

デイビッドの両親は、心理学者で性科学者のジョン・マネーにより「女性として性転換手術をした方が、性的に成熟する可能性が高い」と説得されました。

その後、デイビッドは自らの意思とは関係なく手術を受け、「ブレンダ」という少女に生まれ変わったのです。

ブレンダとしてのその後の適応は、男性から女性への性転換の成功例として、当時の心理学会で話題となりました。

しかし、成長するにつれて彼は自分が少女ではないことに気づき、14歳のときに再びデイビッドへと戻ります。

彼はのち、同じような医療行為を防ぐため、自らの人生を書籍にして公表しました。

それでも彼の傷は癒えることなく、重度のうつ病に苦しみ、2004年5月5日に自殺、38歳の若さでこの世を去っています。

晩年のデイビッド
晩年のデイビッド / Credit: alchetron

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