脳でロボットアームを操作し、ケーキを食べる
脳でロボットアームを操作し、ケーキを食べる / Credit:Robert・Buz・Chmielewski/APL
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四肢麻痺患者が「脳に電極アレイを埋め込み」ロボットアームを操ることに成功! (2/2)

参考文献: Johns Hopkins University
2021.01.12 Tuesday

脳で2本のロボットアームを同時操作し、ケーキを食べる

脳から直接ロボットアームを同時操作する
脳から直接ロボットアームを同時操作する / Credit:Robert・Buz・Chmielewski/APL

そして最近、研究チームは人工知能・ロボット工学・ブレインマシンインターフェースを融合させた「クローズド・ループ・システム」を開発。

これによりChmielewski氏はから直接ロボットアームに指示を出し、食事できるほどの細かい作業が可能になりました。

Chmielewski氏がケーキを食べる様子。5倍速
Chmielewski氏がケーキを食べる様子。5倍速 / Credit:Robert・Buz・Chmielewski/APL

実演ビデオには、ロボットアームがナイフとフォークを使ってケーキを切り、Chmielewski氏の口に運ぶ様子が記録されています。

ちなみに、2本のロボットアームの同時制御は、1本の腕を操作するよりもはるかに難しいと言われています。

研究チームによると、「脳が1本の腕を制御する作業を『1』とするなら、2本の腕を同時制御するために脳が行っていることは、単純な『1+1=2』ではなく『3.8』に相当する」とのこと。

2本のアームの同時操は難しい
2本のアームの同時操は難しい / Credit:Robert・Buz・Chmielewski/APL

さて、今回のテストでも大きな成功を収めた研究チームとChmielewski氏は、今後も更なる技術の向上を目指しています。

研究責任者でもあるTenore氏は、「作業中の感覚フィードバックをさらに追加することで、視覚に頼らなくても作業できるようにしたい」と述べています。

健常者が目を閉じたまま靴ひもを結べるのは優れた触覚のおかげですが、同じような感覚をChmielewski氏にも与えたいというのです。

今回の報告に含まれる「Chmielewski氏の頭にケーブルが繋がっている映像」は、私たちに強いインパクトを与えたのではないでしょうか。

しかし研究内容や将来性は見た目以上だと言えます。今後の進展にも大きく期待できるでしょう。

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