食事革命。3Dプリンターで食感や体内消化まで調整できる食べ物がつくれる技術

technology 2018/04/26

Point
・韓国の研究者が、食品を作り出す画期的な3Dプリント技術を発表した
・食品の食感や体内の吸収を調整することも可能
・実際にタンパク質と炭水化物を用いた食品を作り出すことに成功

近未来の食事では、3Dプリンターが手放せない家電製品になっているかもしれません。

韓国にある梨花女子大学校のジンギュ・リー准教授が、3Dプリント技術を利用した画期的な食品生産技術を発表しました。

研究者によると、3Dプリント技術を用いることで微細構造を作り出すことができ、それによって食感や個人レベルでの体内吸収を調整することが可能とのこと。

食品の製造方法は、原材料を-100度の低温状態にして粉末状態にすることから始まります。粉末状態になった原材料に添加物を入れ、適切な水と熱を加えたら、3Dプリント。このとき、原材料は多数の微細な孔(あな)を持つ状態で出力された層が重ねられるようにして成形されます。そうして、原材料は粉末状からキューブ状になります。

Credit: Jin-Kyu Rhee, Ewha Womans University

研究では、実際に3Dプリンターのプロトタイプを作り、炭水化物とタンパク質を用いて人の吸収を調整。食感のある食品を作り出すことに成功しました。

この技術は家庭や産業規模でも利用でき、食糧廃棄物や貯蔵や輸送でのコストを削減できるようになると考えられています。

リー氏は、「現段階では、まだ3Dプリンター開発の初期段階にありますが、次の段階へ進むことができると確信しています。今後は、長期保存ができて吸収性に関する機能を高めていきたい」と語っています。

 

食感を作り出すことができるところまで3Dプリント技術が発展していて、近い将来実用化されるのが待ち遠しいですね。

 

via: ScienceDaily / translated & text by ヨッシー

 

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