リアル令呪かな? 肌に直接「電子回路」を描ける3Dプリンターが登場

technology 2018/04/26
Credit:McAlpine group, University of Minnesota
Point
・ミネソタ大学の研究チームが、電子回路を皮膚に直接印刷できる3Dプリンターを開発
・皮膚に直接プリントできることから医学への発展が期待
・従来の電子回路を作成する3Dプリンターよりも安価で持ち運びできる可能性も

 

「Fate」シリーズファンには心躍る見た目。

ミネソタ大学の研究チームが、電子回路を皮膚に印刷できる3Dプリンターを開発しました。これまで3Dプリンターで電子回路を作成することは可能でしたが、肌に直接プリントできるのは今回が初めてです。

この3Dプリンターは、一般的な3Dプリンターであれば100度以上の高温となるところを、銀フレークを使った特別なインクを使うことで、肌に直接プリントできるほど低温で扱えます。

また、肌に直接プリントする際に、手がぶれたりしても電子回路が崩れてしまう恐れはありません。肌に付けたマーカーをリアルタイムで読み取って、位置を修正してくれるという親切さまで兼ね備えています。

この技術は、電子工学の分野だけでなく医学にも発展し得ます。研究チームはすでに、同大学でこれまで珍しい皮膚病を治療してきた経験のある小児科医と協力関係にあるとのこと。実際に、皮膚に外傷のあるマウスの細胞にバイオインクをプリントすることで、傷の治療に成功しています。

研究チームのマイケル・マカルパイン氏は、「この新3Dプリンターは、4万円以下の安さで持ち運びもできる可能性があります。電子回路を肌に直接プリントすることは、とても魅力的なことです。これはシンプルなアイデアですが、将来的には有用なものとなる無限の可能性を秘めています」と述べています。

 

食べ物を3Dプリントできたり、液体の中でも3Dプリントできたりと3Dプリンターのポテンシャルの高さに驚きますね。とりあえず研究者の方々におかれましては、「特定の声を認識すると1輪ずつ消える電子回路」をつくっていただきたいものです。

 

食事革命。3Dプリンターで食感や体内消化まで調整できる食べ物がつくれる技術

 

via : EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

関連記事

液体の中でもプリントできる3Dプリンタが開発される

生まれる前に会える。 胎児を3Dプリンタで再現する技術

紅茶も牛乳に戻っちゃう。 2種類の液体をレーザーで分離できる技術を発見

 

SHARE

TAG

technologyの関連記事

RELATED ARTICLE